Inov-8 Mudclaw 300レビュー | ロード、クロカン、トレイルを走ってみた

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Inov8(イノヴェイト)のMudclaw300 がとうとう届いたので、さっそくロード、クロカン、トレイルとそれぞれ5キロちょっとずつ、総計16キロ強を走ってきました。

クロカン・トレイル部分の状況は、マッドクローを試すには最高の環境。インスタでも#mudrunningというハッシュタグがありますが、雰囲気はまさにそんな感じ。結果から言うと、この無骨感丸だしの硬派なシューズは期待通りの大活躍。

 

見ただけでちょっと嫌になりますよね

まず、走り終えた第一印象は、今の僕にはアグレッシブ過ぎるシューズで、とてもこれで長い距離を走るのは無理だなというもの。ソールも硬めで好みがわかれるとは思います。でも、走る距離で調整できる範囲内。

つまるところ、僕がエリートランナーと同じようにこのシューズで100キロ行けるかといったら、それは無理。でも、普段の練習や、30キロ~40キロくらいのレースであれば、絶対ハマる。

距離的にもスペック的にも、9月にスコットランドで開かれるスカイレースの勝負シューズにピッタリ。手ごたえ十分。気に入りました。The best mud running shoes ever!

それではシューズのインプレをザクっと順に見ていきます。

まずは外見から

写真を見ての通り、足幅は比較的狭い一方で、トーボックスは十分に広さがあります。

右からMudclaw(UKサイズ7)、Hoka Speedgoat 2(UKサイズ8)、Hoka Clifton 3 (UKサイズ6.5)。マッドクローの横幅が狭いことが一目瞭然
インソール比較:Hoka Clifton3(サイズ6.5)にMudclaw(サイズ7)のインソールを重ねています。ご覧のとおり、Hokaのほうが半サイズ小さいのに横幅は広くなっています。一方でトーボックスに差はなし。

履いた印象

ナイキのランニングシューズを履くと土踏まずのところが「はみ出る感覚」ってわかりますか?靴の幅は狭いので、まさにその感じです。

僕は、特に右足が偏平足気味なのですが、足を通してみたところ、想像した通り土踏まずが張り出てしまっています。

気に入らなかったHoka One One Tracer(初代)も同じ感じ。これはダメなパターンだなというのが足を通した第一印象。

でも、走りだしてみたら、あら不思議。意外に、というかほとんど気になりません。こういうシューズは、たいてい土踏まずが痛くなるのですがそれは無し。シューズ全体の包み上げる感じ、シューレースで上にうまくアーチを引っ張り上げてくれている感じです。全く問題なし。

僕が履いている他のシューズに比べて、シューズの生地が「確りしていて硬い」点もこのアーチサポート感に貢献しているかもしれないですね。

ちなみにサイズ感はジャストサイズ。サイズ表記をそのまま信じて大丈夫だと思います。

ソールは硬め、反発力は強め

今日は、あえてロード、草地主体のクロカン、そしてマディー・トレイルを試してきました。

ソールは硬めで反発力が強いため、ペースを上げようと思ったら僕でも何てことなくスムーズにキロ4まで上がります。ただし、底のパターンがイボイボなので着地はそんなに心地よいものではありません。長いロード区間があるレースには明らかに向かない。

ただ、外からの衝撃という点では、グラベル区間での石の突き上げはきっちりブロック。サロモンのセンスライド並みにソールが薄いのに、突き上げ感はこちらの方が全然ラク。この点では、安くていいシューズだよなと思っているAsicsのFujiattackよりも更に衝撃をブロックできていると思います。

グリップ力

一言、すごいです。他のシューズでは滑ってしまってペースが上がらない区間でも、重量も気にならず(取り回しが良く、結果として軽く感じる)、裏のパターン(ラグ)が深いにも拘わらず泥が絡まない(!)ので、実に軽快にマッドランニングができました。

ぐちゃぐちゃのトレイルで10%勾配程度の区間を取り上げると、今までのシューズではキロ7分半がせいぜいだったところが、一気に6分前半しかもトレッキングポールの使用は無し。

というわけで、路走破力、登攀力はこのシューズで格段に向上。スカイレースの勝負シューズに決定、かな。