糖質制限:インスリンが認知能力に影響するらしい

糖質制限ケトン体, ダイエット

僕はランニングパフォーマンスをブーストしたい、がん家系なのでがんのリスクを下げたいと思って糖質制限・ケトジェニックダイエットをしていますが、インスリンスパイクが起きないような食生活をするということは、さまざまなメリットがあります。

その一つが、認知能力(要は脳みそのパフォーマンス)の維持。逆に言えば、ケトーシスの逆の高血糖状態とそれにつづくインスリンスパイク(インスリン量が急激に増えること)は、認知症などその他の問題につながる可能性があるということです。

このことをとらえて、認知症やアルツハイマー症は「三型糖尿病」と一部で言われるようにもなってきているとか。なお、免疫機能障害でインスリン分泌に問題があるのは一型糖尿病、生活習慣によってインスリン分泌機能に障害が発生するのは二型糖尿病といいます。

認知能力の低下に影響するのはインスリンのレベルらしい

この「三型」について興味深い研究が先週インペリアルカレッジの研究陣から発表されました。

HbA1c, diabetes and cognitive decline: the English Longitudinal Study of Ageing
Aims/hypothesis
The aim of the study was to evaluate longitudinal associations between HbA1c levels, diabetes status and subsequent cognitive decline over a 10 year follow-up period.

この研究では、5180人の被験者を長期にわたって観察したところ、糖尿病であるかどうかにかかわらず、血糖値が高い被験者とそうでない被験者との間で、認知能力の低下に有意な差が観察されています。

同じような研究では、2016年のニューヨーク大学のシリング教授の研究があり、これによれば、健常者に比べて二型糖尿病の患者は認知症になる可能性がなんと2倍も高いそうです。このシリング教授の研究が面白いのは、さらに踏み込んで、血糖値のコントロールには成功しているものの、インスリン投与を受けている被験者についても調査していること - この後者のグループでも認知症の発症率が有意に高いことが判明しています。

これはどういうことかというと、血糖値というよりは、インスリンのレベルが認知症の発症・認知力の低下につながっているということです。

糖尿病患者はインスリン投与で、健常者(この定義には踏み込みません)は腎臓からのインスリン分泌でコントロールできていればよいというふうに考えるのは、たぶん間違いです。

糖質制限は理想的な食事法

慣れるまでは、走っても身体が重いし、つらいのですが、一回慣れてしまいさえすれば、炭水化物・甘いものへの飢餓感はありません。いうなれば、禁煙と同じ。

厳格にやろうとすると疲れてしまうので、ある程度の工夫が必要ですが、糖質制限食・ケトジェニックには減量やランニングパフォーマンスの向上よりも大きなプラスの効果がありそうです。ずばり、健康に長期的な良い影響があるはず。

糖質制限への移行の仕方という点では、2週間くらいで身体が適応する人もいれば、僕のように日常生活に問題は無くとも走るとなるとガス欠感が消えるまで(身体が重くなくなるまで)最初はひと月もかかる人もいたりと、個人差があります。したがって、レースのスケジュールとの兼ね合いで考えながら食生活を変えていかないといけないのですが、HVMNのKetoneというドリンクがあるように、一度移行してしまえば、ケトーシスを維持するというのはレースにも健康にも絶対プラスだと思って取り組んでいます。

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