トレイルレースはGPS追跡機・SOS発信機をレンタルで提供するのが無難ではないか

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今日は時間があったこと、そしてブログ開設一周年・初トレイルからも概ね一周年にあたって、どういうレースに参加したか等々、ちょっと振り返っていました(これはまた別の投稿で)。

スカイレース、途中ちょっと怖いところもあって、しびれたなあとか。滑落の二文字が頭をよぎったことがないわけではない。

そこで、読んでいなかったFTRの事故報告書をめくってみました。ヤマケイでいくつか書いている羽根田氏のコメントもあり、今後の改善策なども載っていて読む価値あり。

でもね、こんなに広範囲のコースなんですよ。(地図が表示されない場合はこちらをクリックして再読み込みしてください。)

Total distance: 106706 m
Max elevation: 1292 m
Total climbing: 8308 m
Average speed: 7.64 km/h

うーん、これだとエイド間で何かあっても発見に時間がかかってしまいそう。YAMAPというアプリをケータイに入れておくこと等々あらたな対策があるにしても、滑落したらケータイ壊れるって十分ありそう。そうすると結局、マンパワー頼みじゃないかな。(ちなみにYAMAPはよさそう、知りませんでした)

報告書を読むと、そもそも体制面で考えられて運営されていた大会なので、追加でどこまでやるかというのはありますが、追加の安全策という意味では位置発信についてはにバックアップの発想というのはあってもいいかもしれません。

その点、Salomon Ring of Steall スカイレースに出て思ったのは、GPSトラッカー・SOS発信機を配布されて、GPSでどこにいるか追跡されているというのは実に安心でした。ケータイが壊れてもSOSボタンをトリガーすれば良いので問題なし。全て壊れても受信側に最後の位置情報が残っているはず。

岩壁を移動するようなスクランブルポイントがあるレースにはそもそも危険はつきもの。それを承知したうえで参加する、どうしてもダメな場合は運営側も状況に即応できる体制を確保してあげる、というのはやっぱり基本だよなと思いました。

サロモンがスポンサーにつく大きな大会だけではなくて、こちらイギリスでは割と小規模なレースでも位置情報発信機は必携のものがあります(エントリー費用にレンタル費用が含まれていて、必携品チェック時に渡される)。

エイド間の距離が長く、チェックポイントも少なめのレースだとチート対策の側面もあるんだろうなというのはありますが、何かあったときの位置確認や、長い時間動かない参加者の早期発見には役立ちます。

そんなにややこしいものではなくて、小さな発信機をバックパックに括り付けて終わり。受信側もスタッフがノートパソコンで見ているだけ。運営的にも負担が少なそうでした。

日本の場合はイギリスと違って田舎や山中でもケータイの電波状況が良さそうなので、その辺のニーズというがどこまであるのか不明ですが、ケータイの電源を切っていたらGPSで位置確認できないし、既述のとおり壊れたら終わりだし、ケータイと小型発信機の2台体制にしておけばその辺のリスクは軽減可能、初動のスピード感もきっと違うはず。

イギリス人の場合は国民性なのか無茶をするのが好き。コース設定も、これ、大丈夫?的なものがちらほら。参加者も、(僕も含めて)あなた大丈夫?的な人多数。

イギリスのそういう大会運営を踏まえたうえで、FTRの事故を眺めると、オープンエントリーなんだし、いろんな人が参加する前提で運営するひと工夫はできるのかなと(外野がとやかく言うことではないかもしれないけど)。

発信機だって600名程度の参加者ならレンタルで十分に数を確保できると思います。